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目の前に忽然と現われた老人によって、杜子春は貧乏から突如大金持ちになります。すると友人が増え、祭り上げられる。しかしそれもお金がある時まで。杜子春は人の態度がお金のある時とない時で余りに違うことに気づく。やがて人間に愛想をつかし、仙人の道を志していく。だが、杜子春が選ぶ道は冷たい人間でも、仙人でもなかった。場面がくるくると変わっていき、天と底を体験する杜子春から学ぶことは多いかもしれません。