作品紹介

単行本宇宙のみなしご
宇宙のみなしご
文庫本版も参照

中学生くらいから自分たちで遊びを考える、ということは減ってしまうのかもしれない。この物語に登場する姉弟も小学生の頃までは自分たち独自の遊びばかりして遊んでいた。それがお互い中学生になって自然とやらなくなってきた遊び、それを久しぶりにやることになる。ほんの思い付きで始まった他所の家の屋根にこっそり登る「夜中の屋根登り」。スリルと闇と星を満喫できる新しい自分遊びだ。この遊び、初めは二人の秘密だったが、ある決意を持って飛び入り参加するクラスメイトたち。自分たち姉弟とは少し参加する意味合いが違う仲間との友情の物語。

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