100回泣くこと
100回泣くこと
中村 航
悲しいことがあれば、泣く。すごく自然だけれど、すごく不本意な行為でもある。泣いても何も変わらない、前に進まない、分かっていても泣いてしまう。この主人公は悲しさや、やるせなさを前に、どうにもならずに泣きます。そして自分の愛犬のためや、恋人のためにできることを探し、想いを巡らせます。主人公は泣き抜き、自分の気持ちと決別する。作中では、愛情が涙へと変わっていく様子だけでなく、喜びの時間が非常に綺麗な言葉で表現されています。
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