本の紹介 > 山田 詠美
大人の思う大切なことってなんてちっぽけなんだ。ただのイイ子なんかじゃいられない。ぼくの心の内からみなぎるエネルギーは勝手に体を動かしてしまうのだから。悩める時をまっすぐに悩み、遊べる時を精一杯遊ぶ。そんな日常の中に一人ひとりの色に染まった "宝物" が眠っている。誰もが味わう思春期の葛藤の中、主人公と主人公を取り巻く愉快な仲間たちによって物語は心地よく綴られていく。