本の紹介 > リスト > 奥田 英朗
最悪奥田 英朗
日々を幸せではないが、平穏に過ごしていた零細企業の社長、銀行のOL、パチンコに溺れる若者の3人。この何の接点もない3人が、ほんの些細な出来事の積み重ねから最悪へと転落していき、その過程で絡み合っていきます。それぞれの視点で転落していく日常の様子が描かれ、人の恐怖や混乱などの感情がリアルに表現れています。スリルがあり、一気に読みきれます。最後まで飽きさせることのない展開でした。