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少年アリス長野 まゆみ
舞台は学校。夜の学校に忍び込むと、何故か何かが待っている気がしてくる。それが、楽しいことか怖いことかはわからないが。この話の始まりも夜の学校からだ。自分の気持ちにも人の気持ちにも敏感なアリスと、即物的で鈍感な親友、蜜蜂。二人の小さな探険が思いもよらない大冒険になってゆく。現実と非現実を行き来する感じが、どこまでも現実なのかわからない空間に引き込んでくれる、少年ファンタジー。